「身体を整えて」から「動く」ことで「コンディショング、ライブパフォーマンス」を高め、快適な毎日を過ごせるように、セッションをご提供しています。

・本記事から得られるもの、理解できる事
◯身体への知識が深まる
◯ Joint by Joint Theoryについての知識が深まる
◯「柔軟性」と「関節の弛緩性」について何となく区別できる

まず、身体は硬いより柔らかい方が良いと思われているが、、
→もちろん、ある程度の「柔らかさ」=「柔軟性」は必要になります!

そもそも、身体の構造上すべての関節が「柔軟性」重視でよいのか??
→それは違います!
Joint by Joint Theory(ジョイントバイジョイントセオリー)という考え方があります。

JBJは、ストレングス&コンディショニングコーチであるMichael Boyleと理学療法士のGray Cookによって生み出された理論になります。

簡単に説明していきますと、、
 
・人間の身体の関節は、それぞれ役割があって協調して働くから正しい動作が可能に

・各関節の役割を間違えて動かしていると痛みや怪我のリスクが増えてしまう可能性がある

・関節の役割は大きく分けると”スタビリティ(安定性)”と”モビリティ(可動性≒柔軟性)”の2つある

というふうになります!!

①関節の役割
 
人間の関節は、全身で144個あり、”スタビリティ(安定性)”と”モビリティ(可動性)”のいずれかまたは両方の役割を持っています。
 
“スタビリティ(安定性)”は関節を安定させて保つ能力
“モビリティ(可動性)”は関節を動かす能力のこと を指しています。
 
関節構造によって、”スタビリティ(安定性)”が得意な関節や”モビリティ(可動性)”が得意な関節が存在します。
 
②スタビリティ関節とモビリティ関節

身体の関節と役割を上の表にまとめました。
特徴としてスタビリティ関節とモビリティ関節が交互に並んでいることがわかります。
 
ここで間違ってほしくないのは、スタビリティ関節だからモビリティは必要がないわけではありません。
どの関節にもスタビリティとモビリティの機能は必要です。
 
また、肩甲胸郭関節と股関節はモビリティとスタビリティの両方の機能を持った関節です。
これらの関節の役割は他の関節よりも大きく、役割を果たせないときは他の関節に悪影響が出ます。
 
③役割の不適合
 
腰や膝の痛みは、この役割分担が逆転しているときに起きやすいといわれています。

上記の3つからも理解できる通り、スタビリティ(安定性)とモビリティ(可動性≒柔軟性)が大事になります!
ただ、運動をする上で「モビリティファースト」という言葉があります!
なので、柔軟性ありきの安定性もあれば最高の身体になりますよね!!(そう簡単ではないですが、、笑)

また、元々の生まれ持った「関節の緩さ」があると、より安定性が必要になります。
関節の緩さとは「関節の弛緩性」と言われ、ざっくり7つの関節をチェックし、4つ以上が陽性(緩さがある状態)であれば、より柔軟性ばかりに目を向けてしまうと返って、痛みや身体の不調が出やすくなる可能性が高くなります!

まとめ
◯関節は様々な役割がある程度は決まっている
◯ スタビリティ(安定性)とモビリティ(可動性≒柔軟性)という考え方が大事になる
◯「関節の弛緩性」がある人はよりスタビリティ(安定性)が必要になる

最後までご覧いただき、ありがとうございました🙇