「身体を整えて」から「動く」ことで「コンディショング、ライブパフォーマンス」を高め、快適な毎日を過ごせるように、セッション(手技×マシンピラティス)をご提供しています。
・本記事から得られるもの、理解できる事
〇「ピラティスと体力づくり」の関係について理解できる
〇「体力」について理解できる
今回はピラティスと体力づくりについて、皆様に少しでも分かりやすく伝わるように記事を書いていけたらと思います。個人的な意見が多分に含まれた結論になりますが、ピラティスが体力作りに直結する可能性は低いと考えています。「ピラティスをしても物足りない?」という記事でも紹介させて頂いている内容ですが、ピラティスが最も得意としているのは身体機能~身体操作性まで幅広く向上させることと、運動学習効果が高いという側面を持ち合わせた部分であると考えています。
つまり体力作りとピラティスを掛け合わせて考えると、直接的に体力作りへ高い効果は期待できないと思っています。しかしながら、筋力をはじめとした身体機能の改善により「疲れにくい身体づくり」という視点で見ると全く効果がないということは無いと思います。しかし、本当に体力作りを中心に考えるのであればウォーキングやランニングを初めとした有酸素運動が最高の選択肢になると思っています。
それでは今回も前置きが長くなってしまいましたが、次の項目から「体力」とは大前提としてどのような項目から構成されているのかを書籍を基に解説していきたいと思います。
<体力とは>
それではさっそく体力とはどのような項目から構成されているのかを解説していきましょう。1つの書籍によれば、体力には身体的要素と精神的要素の2つで構成されておりその中でも防衛体力と行動体力の2つに細分化されています。そこから更に細かく分けていくと形態・機能に分けられ、その中に皆様も1度は聞いたことがある筋力・敏捷性・持久性などどの要素が入ってきます。
図1.体力の構成要素(参考引用文献より)
そのため代用の方法として、最大酸素摂取量と心拍数は比例関係を示すと考えられており、心拍数が高い状態に出来る≒持久性が高いと考えることも出来ます。もちろん、この場合も注意点として心疾患などがある場合は、運動中に心拍の向上が通常通り得られず適切な評価にならないことがあります。
ここまで長くなりましたが、簡単にまとめると体力において持久性という側面は重要ですが、実際には筋力や敏捷性など複数の要素から構成されており1つの項目だけで適切な評価は出来ないということです。それでは続いて次の項目では体力向上にオススメの運動について解説していきたいと思います。
<体力向上にオススメの運動>
それでは、この項目では体力向上にオススメの運動について解説していきたいと思います。ただこの項目に関しては、ここまで記事を読んでいる皆さんも想像した通りの内容かと思いますが、①ウォーキング②ランニング(トレッドミル)③エアロバイクなどのマシンを使用した有酸素運動が最適であると考えています。
普段からマシンなどを使用して有酸素運動をしている方は傾斜や速度などもこだわって実践しているかと思いますが、運動が苦手な方に向けて直感的に理解できるオススメの強度として「隣の人とギリギリ会話が出来る」を目標にすると良いです。それを意識すると勝手に体力向上を図るために適切な強度の有酸素運動になるため、ぜひ実践してみてください。
体力向上にオススメの運動として上記は鉄板の種目になりますが、大前提として図1にもあるように筋力・敏捷性などの項目を高めてから、有酸素運動に移行することが重要だと考えています。先ほども説明したように、「隣の人とギリギリ会話が成立する」という条件を最低でも20分~40分間継続しなければならないとすれば、まず運動が苦手な方はこの強度まで追い込めないことがほとんどです。つまり、有酸素運動を実践する前に筋力を初めとした身体機能の向上から大事であるということも併せて理解して頂ければ幸いです。
<まとめ>
いかがでしたでしょうか。今回はピラティスと体力作りについて、書かせて頂きました。冒頭でも書かせて頂きましたが、原則としてピラティスと体力作りが直接的に関与することは少ないと考えています。そして大前提として体力作りを行う際にオススメの運動であるウォーキングやランニングで身体を適切に追い込むために、ピラティスで身体機能を改善しておくことは大事だということを併せて解説させて頂きました。
なかなかピラティスだけで体力作りを行うのは難しいということが理解できたのではないかと思います。ですが、運動が苦手な人ほど最初に体力作りで実施するのはウォーキングやランニングなのではないかと思います。今回の記事を読んで頂いた皆様の中には、ウォーキングを始めたのは良いけど「膝に痛みが出てきた・・・」や「足首の不調が・・・」など様々な悩みを感じたことがある人もいるのではないかと思います。
当施設では現状、有酸素運動を実施するための下地作りとしてピラティス×手技を様々な角度から提供していますので、今回の記事を読んでウォーキングやランニングをして不調を感じたことがある方や記事を読んでみて興味を持たれた方はお気軽にご連絡いただければと思います。
今回の記事も文章量が多くなってしまいましたが、ここまで読んで頂いた皆様には少しでもピラティスと体力作りがどのように関係するのか、理解する手助けになればと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました。失礼いたします。
Basis~からだのメンテナンススタジオ~ 新田
参考引用文献
1)細田 多穂,柳澤 健 他:理学療法ハンドブック 第1巻理学療法の基礎と評価:協同医書出版社:961-963.: 2010.
2)中村 隆一,齋藤 宏 他:基礎運動学 第6版 補訂:医歯薬出版株式会社:313.:2012.
3)Elizabeth C Schroeder, Warren D Frake et al.:Comparative effectiveness of aerobic, resistance, and combined training on cardiovascular disease risk factors: A randomized controlled trial.: Randomized Controlled Trial.: PLoS One.: 2019 Jan7;14(1).
