「身体を整えて」から「動く」ことで「コンディショング、ライブパフォーマンス」を高め、快適な毎日を過ごせるように、セッション(手技×マシンピラティス)をご提供しています。

Basisは痛み・不調に特化したコンディショングスタジオのため、痛みを抱えて来られるお客様が多いです。

そこで、今回は痛みの質について簡単に書いていこうかなと思います。

もちろん、医療機関の受診が最優先であることは前提ですが、そのうえで痛みの発生源を推測しながらアプローチしていくことが重要です。

なかでも、「どのような痛みか?」という問いは、非常に重要な視点の一つです。

例えば、「ズキズキ」「ピリピリ」「重だるい感じ」など、痛みの質にはさまざまな表現があります。

◯ 炎症性

【ズキズキ・熱感・拍動性】

安静時・夜間も痛む

熱感・腫脹を伴う

朝のこわばり

→炎症・感染・自己免疫

「ズキズキ」「脈打つような痛み」

このような表現は炎症性疼痛の特徴だと考えられます。

炎症性疼痛は、組織が損傷を受けた際に免疫系が活性化し、プロスタグランジンやサイトカインなどの炎症性メディエーターが放出されることで生じます。

これらの物質が末梢の痛覚受容器(侵害受容器)を直接刺激・感作することで、ズキズキとした持続性の痛みを引き起こします。

患部の発赤・熱感・腫脹・疼痛・機能障害は、炎症の5徴候として知られており、打撲や捻挫などの急性外傷から、関節リウマチや変形性関節症といった慢性疾患まで、幅広く関与しています。

アプローチとしては、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)の使用やアイシング、安静が基本となります。

ただし、患部外の運動を行うことで、二次的な機能低下の予防や下行性疼痛抑制系の賦活など、安静以外にも取り組める介入があります。

◯神経性

【ビリビリ・電気・ピリピリ】

電気が走るような鋭い痛み

皮膚表面のしびれ・灼熱感

デルマトームに沿って放散

感覚異常・筋力低下も

→中枢神経・末梢神経

「ピリピリ」「電気が走るような」

このような表現は神経性疼痛の特徴だと考えられます。

神経性疼痛は、末梢神経や中枢神経そのものが損傷・機能異常をきたすことで生じます。

神経が圧迫・絞扼されると、神経線維からの異常発火(エクトピック放電)が起こり、触れていないのに痛みが生じたり、皮膚の軽い接触が激痛として感じられたりします。

腰椎椎間板ヘルニアや頸椎症による神経根症状(坐骨神経痛など)は神経性疼痛の典型例で、支配領域に沿って痛みが放散するデルマトーム分布が鑑別の手がかりになります。

運動による介入としては、神経の圧迫や絞扼を軽減することが重要です。

◯ 硬節性

【重だるい・じわじわ・深い】

深部の重だるい鈍痛

局在がぼんやりしている

硬節パターンで広がる

長時間の姿勢保持で悪化

→椎間板・靭帯・関節包・骨膜

「重だるい」「ジワーと奥の方が」

このような表現は硬節性疼痛の特徴だと考えられます。

硬節性疼痛とは、骨・骨膜・関節包・靭帯・椎間板などの深部組織に由来する痛みです。

デルマトーム(皮膚分節)に対して、骨格・深部組織に対応する関連痛の分布はスクレロトームに相当します。

これらの深部組織からの侵害入力は、脊髄後角における収束により、実際の損傷部位とは異なる部位に痛みとして認識されます。

治療としては、関節内注射、椎間関節ブロック、仙腸関節ブロック、などが有効となる場合があります。

運動では、原因となる組織への物理的ストレスを軽減することが大切です。

◯ 筋性

【つる・こわばり・張り】

筋腹・筋腱移行部に局在

動作時に増悪、安静で軽減

触診で圧痛・硬結を確認

当該筋への負荷で再現

→筋・筋膜

「張っている」「凝っている」

このような表現は筋性疼痛の特徴だと考えられます。

筋性疼痛は、筋そのものへの物理的な過負荷・損傷・痙攣に加え、疲労の蓄積によっても生じる痛みです。

スクレロトームに基づく深部痛との違いは、骨・関節・靭帯といった組織ではなく、筋が発痛源である点、ならびに損傷部位に比較的局所的な痛みが生じる点にあります。

持続的な筋収縮や反復動作によって筋疲労が蓄積すると、代謝産物の増加や血流低下が生じ、筋内環境が変化することで痛みが出現します。

このような疲労性の筋痛は、重だるさや張り感として自覚されることが多いのが特徴です。

Basisでは最初にカウンセリングしっかり行ってから実施するため、ご安心して体験セッションにお越し下さい🙇‍♂️

どのような痛みか自身で理解するだけでも痛みの感じ方は変わるかなと思います。ぜひ、専門家に頼ってみてはいかがでしょうか?

最後までご覧いただきありがとうございました。

*対応が困難な場合は病院などを先に受診を勧めたりします。