「身体を整えて」から「動く」ことで「コンディショング、ライブパフォーマンス」を高め、快適な毎日を過ごせるように、セッション(手技×マシンピラティス)をご提供しています。
・本記事から得られるもの、理解できる事
〇「身体の意識」について理解が深まる
〇「体性感覚」について一部理解できる
それでは、さっそく解説していきます!
今回は「身体を意識するってどういう意味?」というタイトルで記事を書いていきたいと思います。こちらに関しても現場で「力を抜く感覚が分かりません」、「そんなに力が入ってますか?」と言った声が良く聞かれるため、その疑問について少しでも解消できればと思ったので解説をさせて頂こうと思います。
今回の結論としては、体性感覚を高めることが問題を解消する近道になりえるという理解をして頂ければと思います。もちろんこの言葉だけでは分かりにくいと思いますので、日常生活の実際の場面を交えながら、いくつかの要素に分けて解説していきたいと思います。
<身体を意識するとは何でしょうか?>
それでは早速、「身体を意識する」とはどういうことなのかについて考えていきましょう。
例えば歩いている時、「今、右足から地面に着いて左足へ体重が移動しているな」と考えながら歩く方はほとんどいません。椅子から立ち上がる時も、「今からお尻に力を入れて体重を前へ移動させよう」と一つひとつ考えることは少ないかと思います。
つまり私たちの身体は、普段ほとんど無意識のうちに動いています。このような事が出来る理由として私たちの身体には、いま自分の身体がどうなっているのかを感じることが出来る”体性感覚”という機能が存在します。
体性感覚には、関節がどのくらい動いているのか、身体がどちらへ傾いているのか、筋肉にどのくらい力が入っているのかなど、自分の身体の状態を感じ取る働きがあります。例えば、目を閉じていても「右手がこの辺りにあるな」、「左足に体重が乗っているな」と分かるのも体性感覚によって、身体の状態を感じ取っているためです。つまり体性感覚を高めていくことが身体を意識することに繋がると言うことです。
日常生活において意識して身体を動かす機会は非常に少ないため、マットピラティスで「身体を意識しましょう」と言われても難しく感じるのは当然です。今まで無意識で行っていたことを、急に意識して下さいと言われても、最初から上手く出来る方はほとんどいません。そのため、「身体を意識できない」と落ち込む必要はありません。まずは自分の身体へ興味を持ち、いま自分の身体がどうなっているのかを感じ取ることが第一歩になります。
<「意識する」と「力を入れる」の違い>
ここで一つ勘違いしやすいポイントがあります。それは、身体を意識することと、力を入れることは同じではないということです。例えば肩を意識しようとすると、必要以上に肩へ力が入ってしまう方は少なくありません。お腹を意識しようとすると、お腹を固め続けてしまう方もいらっしゃいます。
ですが、身体を意識する目的は「力むこと」ではありません。大切なのは、「今、肩に力が入っているな」「思ったより呼吸が浅くなっているな」「腰が反りやすいな」という身体の変化に気づくことです。
そして身体の変化に気付けるようになると、自分で少しずつ身体の使い方を調整できるようになってきます。私はこれが、「身体を意識する」という言葉の本当の意味だと考えています。
運動習慣がない方や本格的に運動をやるのは初めてといった方であれば、最初から身体を意識できるかと言えば、ほとんどの方は分からなくて当然だと考えています。そのような方のセッションを行った時に言われるのは、「その筋肉を使っている感覚が全然分かりません」という言葉をいただくことがあります。ですが私は、その言葉を聞いて心配になることはありません。むしろ、今まで意識したことがない身体へ目を向け始めた証拠だと考えています。例えば最初は、「右と左で何か違う気がする」それだけでも十分です。
少しずつ感覚を掴めて来ると「今日は肩が動かしやすい」や「昨日より腰が楽に感じる。」
というように、自分の身体に起きている変化に気付けるようになってきます。そしてこのような積み重ねが、身体を意識する力を育てていくことに繋がると考えています。
<身体を意識するために私がオススメしていること>
それでは最後に、私が初心者の方へオススメしている方法をご紹介します。それは、一度にたくさんのことを意識しようとしないことです。例えば、「呼吸」「姿勢」「骨盤」「肩」「足」など身体には様々な部位がありますが、その全てを同時に意識しようとすると、かえって身体の感覚が分からなくなってしまいます。まずは一つだけで構いません。「今日は呼吸だけ意識するぞ」「昨日は呼吸を意識したから、今日は肩を意識してみよう」
このように一つのテーマを決めて運動してみると、少しずつ身体の変化へ気付きやすくなります。身体を意識するということは、完璧に動くことではありません。自分の身体を観察する時間を作ること。その積み重ねが、マットピラティスだけでなく、日常生活の動きにも良い影響を与えてくれると私は考えています。実際に身体を意識しながら運動してみたい方は「ピラティスにおけるデッドバグとは」や「股関節に効くピラティスエクササイズ3選」の中で紹介しているエクササイズを参考にして頂ければ幸いです。
<まとめ>
いかがでしたでしょうか。今回は、「身体を意識するってどういう意味?」というテーマについて解説させて頂きました。身体を意識すると聞くと、難しく考えてしまう方もいらっしゃいますが、最初から身体の感覚が分かる必要はありません。
まずは、「今日は昨日と少し違うな」「今は肩に力が入っているな」といった小さな気付きから始めてみて下さい。その積み重ねが、ご自身の身体を知る第一歩となり、マットピラティスをより楽しむきっかけにも繋がっていくかと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました。
Basis~からだのメンテナンススタジオ~ 新田
