「身体を整えて」から「動く」ことで「コンディショング、ライブパフォーマンス」を高め、快適な毎日を過ごせるように、セッション(手技×マシンピラティス)をご提供しています。
今回は「ピラティス中の肘の過伸展リスクについて」書いていこうと思います。
◯肘の過伸展とは
肘関節とは、「上腕骨・尺骨・橈骨」による骨性適合に加え、内側側副靭帯をはじめとした強固な靭帯や関節包、筋によって保たれているのが肘関節の特徴です。
しかし、靭帯や関節包による制動機能が低下していると、過伸展しやすくなります。
関節弛緩性には先天的要因と後天的要因があります。
後天的要因としては、「肘を伸ばす=ロックする」といった、誤った運動制御パターンの反復が関与していることも少なくありません。
◯肘の過伸展のリスクとは
肘関節が過伸展位となると、前方関節包には過度な伸張ストレスが加わる他、関節後方部分においても、過伸展によって肘頭が肘頭窩に強く押し込まれることで、関節面への接触ストレスが増大したり、後方関節包が挟み込まれてしまうこともあります。
また、手関節が過剰に背屈しやすくなるので、肘関節だけでなく手関節への負担が増えることにも注意が必要です。
◯肘の過伸展の簡単なチェック方向
①クライアントに肘を伸ばしてもらう。
②横から上腕骨と橈骨の角度をチェックする。
③15°以上伸展していれば過伸展。

評価方法はとても簡単ですが、筋や脂肪を基準にしてチェックしないように注意しましょう。
筋が発達していたり、脂肪が多い方だと過伸展に見えてしまいますので、必ず上腕骨と橈骨で評価することがポイントです。
◯肘の過伸展に対するアプローチ
過伸展は、関節包や靭帯といった静的支持機構が十分に機能していない状態です。
そのため、動的支持機構である筋によって制動力を高めることで改善が期待できます。
そのためには上腕二頭筋や上腕筋といった肘関節屈筋群を発達させる必要があります。
「腕が太くなっても構わない」というクライアントであれば、このようなアプローチも選択肢となるでしょう。
しかし、ピラティスを受けに来る多くの方は、必ずしもそれを目的としているわけではありません。
そう考えると、構造的な変化による根本的な改善を目指すよりも、過伸展を回避するための運動制御への介入のほうが、現実的なアプローチといえます。
そこで上腕骨-前腕の分離運動や、視覚を用いてボディマップの明瞭化をしながらピラティスセッションを進んでいくことが重要になります。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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